スペイン風邪
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授業対象=中学生
実施=2020年6月実施予定


2020.5.18


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全体像


教材


@ スペイン風邪(新型インフルエンザ)は、1918年(〜1920年)に猛威をふるいました。第2派、第3派にも見舞われました。伝染力はやや強い程度でしたが毒性が高く(重症化率・死亡率が高い)て、当時の世界人口20億人のうち4千5百万人もの命を奪いました。日本は、当時の人口 2,400万人のうち約38万人が亡くなりました。第一次世界大戦(1914年7月28日〜1918年11月11日)では元気な軍人がバタバタ倒れて、これも終戦の大きな原因とされています。

A 当時は電子顕微鏡もなく、スペイン風邪を引き起こすウイルスは目で見ることが出来ず、科学者も医者も大混乱。終息が見通せなかったようです。しかし、3年間かかってやっと「終息」(患者がいなくなる)しました。終息した理由は未だに分かっていません。多くの人が感染し、抗体(身体からウイルスを取り除く働きのある物質)を身に着け、スペイン風邪にかかりにくくなった(ウイルスとの共生)とされています。

B 今回の新型コロナウイルスも、完全に退治することは不可能です。ウイルスと共生を目指すしかありません。感染爆発(一度に大勢の人が感染する)を起こして病院崩壊を起こさないよう留意しながら、ゆるやかに日本中にウイルスが広がっていく必要があります。なお、日本人は理由が未だに分かっていませんが、欧米と比べて桁違いに感染者が少なく、致死率も低く収まっています。結核の予防注射「BCG」が、ワクチンの働きをしているという「説」(調査中)もあります。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
「新型コロナウイルス」


課題はオンライン授業。

新型コロナウイルス感染症により
臨時休校が続きました。
授業の遅れが問題となっています。
これを打開する手だての一つが
オンライン授業(遠隔授業)が注目され
導入されている学校もあります。
この是非について
静との皆さんに自分なりの意見をまとめ
プレゼンしてもらいます。


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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